
恋愛において犯しがちな間違いが「告白」に関するものです。
告白を定義すると、自分が女性を好きであるということを、熱く、真面目に伝えるということです。
恋人・彼女になって欲しい、という女性に対して、「告白」するのが当然だと思っている男性は、その認識を直ちに改めてください。
男からの告白 告白は不要!
ある程度仲良くなった状態で、デートした後で「付き合おうよ」と告白するのはOKです。
しかし、絶対にダメなのが、全然会話もしていないし、仲良くもなっていない状況で
「好きです。付き合ってください」って奴です。
一般的な告白はこのイメージでしょう。
こういう重い好意を伝える「告白」は、よほどの事情が無い限りするべきではありません。
なぜなら、告白に対して返事をするというのは女性心理にとってかなりハードルが高いことだからです。
恋愛に関するテレビドラマや漫画などで、「告白」は非常に美化されています。
「告白する」というのは、恋人の作り方・彼女の作り方として、さも当然のように扱われています。
物語では、長い間に想いを寄せている女性に、主人公が勇気を振り絞って告白し、
その結果女性からOKの返事をもらい、ハッピーエンド、というものが定番ですよね?
なぜこのような形式の恋愛ドラマや漫画が多いのかというと、「告白」を使えば、見せ場を簡単に作ることができるからです。
逆に、ロマンティックな告白シーン無しで色々な、二人の関係が接近していくのは、ドラマや漫画として面白みが無さ過ぎてしまうのですね。
ですから私たち男性は、告白シーンを無意識のうちに、色々なメディアで見せられることになり、
「恋人・彼女を作る時には告白するのが常識」、という思い込みを生じさせられてしまうのです。
女性からすると、何で良く知らない相手にいきなりそんな決断を迫られないといけないの?という感じですね。
告白はハイリスク・ノーリターン
しかし、実際の恋愛では、告白には大きなリスクがつきまといます。
告白に対して返事をする際には、たいていの場合イエスかノーで答えなければならないのでハードルが高いのです。
イエス、と返事がくればよいのですが、ノーが来てしまっては、今後その女性と恋愛できる可能性は、告白をしない場合に比べ非常に低くなります。
まぁ、その他の場合でも、「友達からお願いします」という返事がくることもあるでしょう。
しかし、告白された時点で、女性心理としては、「この男は完全に私に惚れている」と思われてしまい、女性に圧倒的に優位に立たれてしまいます。
恋愛心理学的に、このように簡単に手に入る男と思われることは、かなり不利な状況です。
告白が有効な場合
告白が効果的な場合は、
女性があなたにある程度好意を持っている状態で熱意のこもった告白をする場合です。
熱意に押されて、「そこまで言うならいいかな・・・」と女性心理が揺らぐ感じをイメージしてください。
女性心理としては、これほど私のことを好きって言ってくれるなら、私のことを大事にしてくれるに違いない、というような感じです。
この方法で女性を恋人・彼女にしようというのなら、対面で、最悪電話で行ってください。
恥ずかしいからメールで・・・という男性もいるかもしれませんが、メールでは一番大事な「熱意」が伝わりにくいので、失敗しやすく、おすすめできません。
告白で熱意を伝えることに成功すれば、一気に女性に女性の気持ちをひきつけることができますが、失敗すれば関係が悪化してしまいます。
他には、女性から愛の告白を求められた場合や、「私たちってどういう関係なの?」みたいな感じで、女性が関係の確認を念のためにしてきた、といった場合には、告白して大丈夫です。
以上の説明で、告白のリスクは非常に大きなものであると分かっていただけたでしょう。
女性心理にとって、告白されるというのは、たいていの場合嬉しいことですが、重過ぎるのです。
自分の思いを女性に伝えることですっきりしたいというのが、ほとんどの告白の理由だと思いますが、できるだけ止めた方がよいです。
恋愛心理学的に、告白して交際OKをもらうよりも、デートなどをして少しずつ仲良くなっていき、自然に付き合っている状態になる方がはるかに簡単ですし、成功率も高いです。
くれぐれも世間からの常識の刷り込みで、告白を安易にしてしまわないようにしてください。